愛知県の豊橋駅から電車で約1時間、新城市にある『湯谷温泉』に行ってきました。
数ある温泉地の中では、まだあまりメジャーではないかもしれませんが、美しい景観の鳳来峡・板敷川沿いに旅館が建ち並ぶ、落ち着いた温泉街です。
本記事では、筆者が実際に体験した【電車で行く豊橋駅をご紹介します! 湯谷温泉】
観光のモデルコースとして、参考にしてみてください。
- 1日目
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・豊橋駅でランチ(カク一)
・移動(13:42豊橋発→14:49湯谷温泉着)
・ホテル着(湯の風 HAZU)
・周辺徒歩観光
・ホテルで食事と温泉&花まつり見学 - 2日目
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・ホテルで朝食&足湯
・湯谷温泉駅近でお茶(田舎茶屋 まつや)
・移動(11:49湯谷温泉発→12:31豊橋着)
・豊橋駅でランチ(スパゲッ亭 チャオ)
本記事は2023年2月の内容です。
現在とは異なる場合もありますので、参考にされる際は最新情報の確認をオススメします。
交通費(豊橋 | 湯谷温泉、行き普通、帰り特急)2,200円 |
宿泊費(1泊2食付き、貸し切り風呂付き、2人分) | 36,300円 |
食費(1日目ランチ、2日目ランチ) | 4,000円 |
お茶(田舎茶屋 まつや) | 600円 |
なお、今回宿泊した『湯の風 HAZU』については以下記事でまとめています。
鳳来峡(愛知県新城市にある峡谷)の川沿いにある温泉地。
1300年も前に開湯したとされ、日本百名湯にも選ばれている。
湯谷温泉駅を降りてすぐ、川の両岸に10軒ほどの温泉宿がある。
アクセス
- 車
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「新城IC」または「鳳来峡IC」からのアクセスが良好。名古屋から約1時間15分、浜松から約1時間ほどの距離。
- 電車
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JR飯田線の湯谷温泉駅が最寄りで、豊橋駅から約1時間(特急は約40分)。駅を出てすぐ温泉地であり、のんびり温泉宿に宿泊するのがメインなら電車でもOK。
豊橋駅〜ホテル着まで
今回宿泊するホテル「湯の風 HAZU」のチェックインが15時のため、13:42豊橋発(14:49湯谷温泉着)で向かいます。
少し早めに豊橋駅に向かい、駅周辺でランチします。
初日に訪れたお店は、水上ビルの一角にある大正4年創業の老舗「カク一」(かくいち)さんです。
11時からオープンしており、天ぷらやお刺身などの海鮮が中心の居酒屋です。開店から地元のお客さんが続々と入ってくるので、ピーク時には入れないかも?(特に数名で訪れる場合は注意です。)
お昼はランチメニューの定食があり、基本的にはこれがお目当て・・・なのですが、私は旅行のときは時間関係なくガッツリ飲んで楽しみたいので、ビールと夜メニューを楽しんでしまいました。
日曜日はお休みなので、日曜の帰りには入れない点に注意。
※一見夜の居酒屋メニューですが、まだお昼前です。昼飲み最高。笑
ランチ後、JR飯田線で湯谷温泉に向かいます。
普通車だと約1時間、特急に乗れば約40分で到着します。(特急料金が別途必要。)
豊橋駅構内で、知立名物の『大あんまき』が売っていたので、車内で美味しくいただきました!
消費期限が翌日なので、さっそくいただきます。
左はチーズ入で、右はチョコレート。
個人的にはチーズが美味しかった。
1時間ほど電車に揺られ、湯谷温泉に到着!
本数が少ないので、帰る電車をチェック。
この日は雲ひとつない晴天!
2月下旬なので寒いですが、このあとの散策にもぴったりの天候です。
湯谷温泉駅を降りてすぐに広場があり、出口付近に「湯谷温泉案内図」の大きな看板があります。
駅前にはさっそく数軒のホテルが並んでいますが、今回宿泊する宿『湯の風 HAZU』は川の向かい側のため、5分ほど歩きます。
駅前広場を出て右に少し進み、踏切を渡る少し手前の小道を進みます。
川につり橋(浮石橋)がかかっており、そこを渡ればすぐホテルです。
つり橋からの景色が素晴らしい!
思わず佇んでしまいます。
それにしてもびっくりするほどの快晴です。
川も透き通っていてきれい!
浮石橋からの景色につい見惚れてしまい、15時を少し回りましたが、今回宿泊するホテル『湯の風 HAZU』に到着です。
木彫りのフクロウ(みみずく?)が出迎えてくれます。
なお、『湯の風 HAZU』については以下記事でまとめていますので、気になる方は合わせてご覧ください。
湯谷温泉の周辺観光(徒歩)
ホテルに荷物を置き、少し休憩してから周辺を散策します。
『湯の風 HAZU』チェックイン時に、湯谷温泉周辺のウォーキングマップをいただけたので、こちらを参考にぐるっと一周します。
実際に筆者が歩いたルートはこちらです。
奥三河蒸溜所の方にも行きたかったのですが、さすがに徒歩だと遠そうだったので、渡瀬橋でUターンすることに。
ぐるっと全部回ると6km以上あるので、もし全部回るなら時間に余裕をもたせるか、車を使う方が良さそうです。
湯谷大橋〜足湯・温泉スタンド〜馬の背岩
『湯の風 HAZU』を出て通りを右に進み、湯谷大橋を渡って対岸に向かいます。
湯谷大橋からの景色も最高です。
湯谷大橋を渡り、駅の方に向かって少し歩くと足湯と温泉スタンドがあります。
足湯に浸かりたかったのですが、あいにく満席で写真撮影のみ・・・。
後ほど、ホテルでも温泉と足湯があるので、そちらでノンビリしようと思います。
足湯のすぐ隣には温泉スタンドがあり、温泉100Lを100円で購入できます。
100Lを100円で購入できます。
温泉スタンドから道を挟んで向かい側から、川べりに降りることができます。
ここには「馬の背岩」と呼ばれる国指定天然記念物があります。
ちょっとゴツゴツした道のため、スニーカーで行くのがオススメです。
盛り上がった形状で残った安山岩。「馬の背中のタテガミ」のように見えることから「馬の背岩」と命名された。
荒沢不動滝
湯谷温泉駅前を通り過ぎ、川沿いに並ぶホテルを右手に進んでいくと、「荒沢不動滝」へ向かう遊歩道入口が見えてきます。
渡瀬橋の少し手前ですが、場所がわかりにくい。
「荒沢不動滝」ののぼりがいくつか立っているので、それを目印にした方が見つけやすいかも。
不動滝へは10〜15分ほど歩きます。
道は少しゴツゴツしていますが、それほど歩きにくい道ではなく高低差もあまりありません。
ただ全体的に少し暗いので、早い時間に来るのがオススメです。
荒沢不動滝に到着しました。
・・・が、ここで問題が。
なんと、滝がありません!
正確には、少し水が滴ってはいました。
近くに不動滝を示す立て札があったので、場所は間違っていないようです。
道中の川が干上がっていたので、嫌な予感はしてたんですけどね、、、汗
夏場とかであれば、ちゃんと滝が見れるのでしょうか?
もし行かれる方は、事前にホテルの方などに確認した方が良さそうです。
渡瀬橋〜鳳来ゆーゆーありいな
不動滝は残念でしたが、気を取り直して渡瀬橋を渡ります。
ここから見える宇連川は、まるで板を敷き詰めたような川底を見ることができ、「板敷川」と呼ばれています。
渡瀬橋を渡ると、「鳳来ゆーゆーありいな」という施設が見えてきます。
温泉の他、サウナにフィットネスジム、プール、食事処まで揃った複合施設ですね。
湯谷温泉には、ホテルを除くと食事処などの施設がほぼないため、困ったらここに来ると良さそうです。
夜は21:30まで開いており、お酒も飲めて使い勝手良いですね。
花まつり
このあとはホテルに戻って、温泉と夕食を堪能しました。(詳細は別記事にて)
ホテルに戻る道中に広めの駐車場&イベント広場があり、2月は毎週土曜に「花まつり」が開催されていたので、夕食後にここへ行ってみることにします。
花まつり会場(湯谷温泉イベント広場)へは、ホテルから徒歩5分ほど。
他のホテルからは少し距離がありますが、公式サイト(こちら)によるとホテルから送迎バスが出ているそう。
出店はほぼないですが、振る舞い酒として甘酒をいただきました。
温かい甘酒を飲みつつ、郷土芸能「長篠陣太鼓」に合わせて人と鬼が舞う奇祭を観賞。
ホテル発〜豊橋駅まで
翌日、ホテルで朝風呂→朝食→足湯を満喫したのち、チェックアウト。
11時くらいで帰りの電車(11:49発)まで少し時間があるので、駅近の喫茶に寄ってみます。
田舎茶屋まつや
湯谷温泉駅を出て右に進み、踏切を渡った先にある「田舎茶屋まつや」。
中には食事処と土産物屋があり、メニューには『そば』『うどん』もあるのでランチもできます。
お昼にはまだ早いので、五平餅と味噌田楽をいただきます。
他のお客さんも、基本的に同じ組み合わせで注文していました。
本当はお酒を飲みたかったのですが、昨夜もかなり飲んでしまったのでここでは休憩します。笑
お酒もあります。
湯谷温泉〜豊橋駅でランチ
時間になったので湯谷温泉駅に戻り、豊橋へ帰ります。
帰りはいい時間に普通電車がなかったので、優雅に特急で帰ることに。
駅には切符を買うところがないので、車内で購入します。
豊橋駅に到着したのは12時30分頃。
ちょうどお昼の時間なので、行きと同様に駅周辺でランチにします。
帰りのランチは、豊橋のあんかけスパで有名な『スパゲッ亭チャオ』にしました。
こちらかなりの人気店で、13時前ですが店前には行列が。
10組以上は待っていたと思います。
ただお昼終わりで回転は早く、20分ほどで席に着けました。
注文はあんかけスパと生ビール。笑
今回注文したのは「バイキングデラックス」というメニュー。エビフライが3尾トッピングされており、ガッツリ食べられます。
お皿か鉄板(+100円)かを選べるのですが、個人的には鉄板がオススメ。熱々の状態で食べられるのに加え、昔の鉄板ナポリタンのように溶き卵がしかれています。
最後にビールを流し込んで、今回の旅は終わりです!
以上、豊橋駅から電車で行く湯谷温泉の旅をご紹介しました。
景色のいい峡谷を眺めながらの温泉と食事が最高なのはもちろん、東海地方在住の方は車でも電車でも気軽に行ける距離なのが嬉しいですね。
これから湯谷温泉に行こうと思っている方の参考になれば嬉しいです。