福島県会津若松市・東山温泉にある「庄助の宿 瀧の湯」に宿泊してきました!
公式サイトによると、こちらは会津東山温泉の発祥の場で開湯1300年、創業140余年とのこと。館内には露天風呂や貸切風呂に加え、地酒や足湯コーナーなど魅力的なサービスがたくさん!夕食には会津郷土会席料理も!
素敵なステイになりましたので、本記事にて宿泊の様子をレポートします!
2024年8月滞在時のものです。サービス内容などは変更になる可能性もあり、予めご留意をお願いします。
- 予約サイト
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じゃらん(こちら)
- 宿泊プラン
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「会津モダン客室」と「会津郷土会席料理」+「貸切風呂」を堪能 ♪
【デザイナーズルームタイプ♪】特典付 - 部屋タイプ
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会津モダン『庄助浪漫亭(和洋室タイプ)』【和風ベッドタイプ】
- 宿泊費
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59,840円(29,920円/人)
福島県会津若松市に位置する温泉地。1300年前に名僧・行基によって発見されたと伝えられており、竹久夢二や与謝野晶子、新選組の土方歳三も訪れたことがあるそう。
会津若松駅からは車で約12分、周遊バスで約20分ほど。温泉の泉質は硫酸塩泉で、サラサラとしたお湯が特徴。湯川沿いには「庄助の宿 瀧の湯」をはじめ、複数の温泉旅館があります。
宿到着〜チェックイン
会津若松駅前から、まちなか周遊バス「あかべぇ」に乗って約15分。
バス停「東山温泉入口(瀧の湯)」で降りてすぐ、湯川沿いに宿が見えてきました!
こちらが本日お世話になる「庄助の宿 瀧の湯」です。「瀧の湯」の字体が特徴的ですね。
宿からは湯川の伏見ヶ滝が見下ろせます。
入ってすぐに、広々とした清潔感のあるフロント。創業140余年とのことですが、全く古臭さを感じません。
チェックイン時にフロア案内をいただきました。フロントやラウンジ、ショップは4F、お食事処は2Fと3F、温泉は1F(一部の貸し切り風呂は7F)にあります。
フロントすぐ横には、色とりどりの浴衣と帯の貸し出し。ただ女性限定なので、筆者(男性)は利用できず。
14:00 – 18:00
14:00 – 20:00 / 8:00 – 11:00
フロントから奥に歩いていくと、ビューラウンジ「小手毬」とセレクトショップ「花かすみ」が見えてきます。ショップでは会津若松のお土産の他、日本酒をはじめとする各種アルコール類やおつまみスナックも買えます。
ビューラウンジではウェルカムサービスがあるとのことで、後ほど温泉に入ってからお邪魔することにします。
部屋(庄助浪漫亭)
本日のお部屋は6階のこちらのお部屋。
入口に瓦屋根が付いています!
こちら「庄助浪漫亭」は、デザイナーが設計した和洋室とのこと!
和風ベッドタイプのおしゃれな和洋室で、奥には4〜5畳の和室スペース。部屋内に水回りがあり、水屋をイメージしたそう。
ベッドも和室スペースも十分広くゆったり。
以前に宿泊した「星野リゾート界 遠州」のお部屋に似ています!
水回りには化粧水や乳液などのスキンケアやヘアケア用品。クレンジングも。
ヒノキの香り漂うバスタブ付きお風呂。トイレも清潔感があって、新築ホテルのようです。
クローゼットには浴衣やタオルに、温泉などに持ち歩ける籠があって、その下には空気清浄機。お部屋の雰囲気を壊さないよう、木の扉が付いています。
和室部分の机にはおまんじゅう。冷蔵庫内はミニバーで、ビール(中瓶2本)や日本酒(会津中将&花春 各180ml、瀧の湯オリジナル300ml)も。
その場で蒸して、ほくほくのおまんじゅうは夕食後に。
さらに、セレクトショップで購入した会津若松らしいおつまみ2種を冷蔵庫の日本酒とともに。こちらの日本酒・花春180mlは1本540円、会津中将180mlは650円とお手頃価格で楽しめました。
ウェルカムドリンクサービス (ビューラウンジ「小手毬」)
4Fフロント奥、セレクトショップの向かいにあるビューラウンジ「小手毬」では、お茶菓子付きのウェルカムドリンクサービス(18:00まで)が提供されるとのことで行ってきました!
湯川側に座席が並んでおり、今回は運良く窓際席に座ることができました。
渋さがたまらないお抹茶と羊羹。一〜二口サイズですが、夕食前のお腹に優しい分量です。
さらにラウンジ内では、コーヒーや甘酒、フローズンドリンクなどのセルフサービスも。ちょっと物足りなかった方やお子様に嬉しいサービスです。
21:00〜21:10には、「花心殿」(川の向かいにある能舞台)にて会津の四季をテーマとしたプロジェクションマッピングが見られます。(写真・動画撮影禁止のため、ぜひ現地へ見に行ってみてください!)
3階フロア(地酒展示 / 図書 / 眺望足湯)
フロントの1つ下のフロアには、夕食会場である「花みずき」「開花亭」に加え、以下の施設があります。
- 地酒展示コーナー「蔵ssic」
- 図書コーナー「東山文庫」
- 眺望足湯「庄助の足湯」
いずれも2022年4月にリニューアルオープンしたそうで、モダンな内装がとても素敵!
酒飲みの筆者は特に「蔵ssic」がお気に入りでした!
会津地方の地酒がずらり展示されており、おすすめの日本酒を6種がセルフ日本酒サーバーで試飲できるようになっています(有料)。グラスもたくさん用意されていて、多くの方が飲み比べできるような気遣いも。
コインはフロントで購入できる(5枚で1,650円)ようになっており、1枚40ml試飲できます。
お酒は「蔵ssic」奥の窓際エリアに加え、同じフロアにある足湯エリアでも楽しめます。足湯で川の音を聞きつつの日本酒とは贅沢です!
図書コーナー「東山文庫」。会津をテーマにした書籍がメインで、こちらも素敵な雰囲気。
こちらは眺望足湯「庄助の足湯」。足湯は1階にもありますが、こちらは3階ならではの景色が楽しめて、前述の通り日本酒を持ってこられるのが嬉しいですね。
1階フロア(大浴場 / 露天風呂 / 湯上り処 / 足湯)
続いては大浴場や湯上り処がある1階へ。
自由に利用できる大浴場と露天風呂(14:00 – 24:30 / 05:30 – 09:30)に加え、貸切風呂4つと足湯、湯上り処があります。ちなみにこちら、公式サイトによると日帰り入浴もできるそう。(詳細は こちら)
エレベーターから降りて左側が一般の大浴場、右側が貸切大浴場になっています。入口付近には「庄助の宿の由来」が書かれた木板と、庄助さんが愛用していたらしい石風呂が飾られています。
お風呂上がりにゆったりできそうな足湯コーナー。
大浴場前にある湯上り処「風花」。こちらではなんと、湯上がり処セルフサービスとして「生ビール・ソフトクリーム・麦茶」が無料でいただけます!(15:00 – 19:00)
また、女性限定のシャンプーバーもこちらに。好みのシャンプーやコンディショナーを自由に選べるそうです。
湯上がり処サービス
お風呂でさっぱりしたあとは、湯上がり処のサービスへ。
冷たい麦茶も捨てがたいですが、個人的には湯上がりのビールが最高に嬉しい!
(紙コップ一杯分限りなのがちょっと残念)
温泉に向かう途中にあった足湯でビールをいただきました。
川のせせらぎと風鈴の音が心地よかったです。
貸切 眺望風呂(幻の湯)
貸切風呂付きプランを予約していたので、夜にこちらの「幻の湯(露天風呂)」へやってきました!
ちなみに、予約可能な貸切風呂には「十六夜の湯」と「庄助の湯」(両方とも露天風呂)もあったのですが、「幻の湯」は広々とした浴槽でより開放的な気分を味えるとのことで、今回はこちらを予約しました。
事前情報通り、広い露天風呂に目の前には湯川!
夜は所々がライトアップされ、向かいに佇む「花心殿」がより幻想的な雰囲気に!
この雰囲気を独り占めできるのは贅沢です!
ちなみに脱衣所も用意されていて、中はこんな感じ。おそらくサウナと思しき空間がありました。(宿泊したときは別の空間になっていました。)筆者はサウナ好きなので、こちらがサウナであればより最高でしたね。
2023年にリニューアルオープンした新屋上貸切風呂「夢空の湯(露天風呂)」にはサウナがあるようです。
夕食(会津郷土会席料理)
ウェルカムドリンクサービス → 地酒展示コーナー「蔵ssic」 → 温泉 → 湯上がり処サービス(ビール)とすでにイベント尽くしですが、会津郷土会席料理の夕食も欠かせない愉しみの一つ!
3階フロアの「花みずき」にやってきました。
すでにテーブルの上にはたくさんのお料理が。
季節ごとに異なる「会津郷土会席料理」とのことで、地のものをふんだんに取り入れたメニューになっています。
先付けは左から「鯉(こい)旨煮」「炙り鰊(にしん)山椒漬」「烏賊(いか)人参」。
いずれも東北地方の郷土料理で、鯉は初めて食べたかも。
サラダ(ナッツドレッシング)に、お刺身には鱒と鯉、そして会津名物の馬刺しもあります。
鍋料理には「福島牛しゃぶ」!いい感じでサシが入っていて、もちろん柔らかくて美味しい!
そして焼き物には「福島牛ステーキ」!
牛しゃぶと牛ステーキ両方がセットになっていて贅沢です。肉好きにはたまらないラインナップ!
とろろ芋がのったお蕎麦に、なんと鰻がのったご飯(会津米こしひかり)も。
止椀も里芋や貝柱などが入って具だくさんです!
最後のデザートはお洒落な杏仁豆腐!
郷土料理からメインのお肉まで、お酒にもぴったりな充実した夕食を愉しめました!
ごちそうさまでした!
朝食(朝食膳 & 朝食サービス品)
朝食は2階「おはら亭」にて。
広々とした畳部屋にテーブル(ダイニング)スタイルの会場です。
朝食はこちらの「板前の作る朝食膳」と「朝食サービス品コーナー(セルフスタイル)」となっています。
「朝食サービス品コーナー」には、各種「お餅」や「芋煮」、「肉じゃが」、「お豆腐」など。時期に応じて様々な料理が提供されるそうです。
朝からお腹いっぱいになるラインナップ!
ごちそうさまでした!
チェックアウト&総評
朝食後は、3階足湯などでのんびりしてから、名残惜しくもチェックアウト(10時)。
今回、東山温泉にて初めての宿泊でしたが、お風呂はもちろん各種サービスが充実しており、料理では郷土料理にボリューム感のある肉料理もあって、大満足のステイになりました。あちこちリニューアルされていたためか、老舗旅館と新築を合わせたようなお洒落な空間も好みでした!
気になった方はぜひ泊まってみてください!
(おまけ)チェックアウト後は大内宿へ
ホテルを出た後は、奥会津にある観光スポット「大内宿」へ行ってきました!
江戸時代の情景がそのまま残された茅葺き屋根の建物や、ネギ一本を箸代わりにしていただく「ねぎそば」などが有名です。会津若松 → 湯野上温泉まで電車で約40分、そこからバスで約20分と少し遠いですが、年間約80万人が訪問する観光地です。こちらも記事にしましたので、気になる方はぜひ覗いてみてください!