郡山駅よりJR快速あいづ(磐越西線)で約1時間10分、福島県有数の観光都市『会津若松』に行ってきました!
今回筆者は初会津。ベタな観光地とグルメを満喫すべく、「まちなか周遊バス1日フリー乗車券+人気スポット割引入場券セットを購入 → 東山温泉で宿泊 → 翌日は会津若松を離れて大内宿」というプランで楽しんできました。
本記事では、まちなか周遊バスを活用した定番観光スポットめぐりをレポートします!
2024年8月訪問時のものです。サービス内容や時間などは変更になる可能性もあり、予めご留意をお願いします。
観光スポット(訪問順) | 若松駅からの所要時間(バス) | 費用(入場料など) |
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鶴ヶ城 | 約20分(鶴ヶ城入口まで) | 410円(天守閣・大人) |
飯盛山(さざえ堂) | 約5分(飯盛山下まで) | 400円(大人) |
会津武家屋敷 | 約10分(会津武家屋敷前まで) | 950円(大人) |
食事 | アクセス | 費用(目安) |
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丸中(夕食) | 西若松駅から徒歩で約20分 | 4,000~6,000円 |
松良(昼食) | 若松駅からバスで約5分 「飯盛山下」下車、徒歩約1分 | 1,000〜2,000円 |
まちなか周遊バスとは?
会津若松市内では、2種類の周遊バス(ハイカラさん&あかべぇ)が運行されています。
1回の乗車運賃は210円(大人)、1日フリー乗車券は600円(大人)です。七日町近辺や鶴ヶ城、さざえ堂(飯盛山)、会津武家屋敷、東山温泉といったメジャーな観光地を周ってくれるので、車以外の交通手段であればこちらを利用するのが便利です。
フリー乗車券(および人気スポット割引入場券セット)は こちら で購入できます。筆者は、会津若松駅前にある 会津バス駅前案内所 にて購入し、鶴ヶ城 → さざえ堂(飯盛山)→ 会津武家屋敷 → 東山温泉の順に周りました。
「人気スポット割引入場券セット」は、
- 鶴ヶ城 天守閣:410円/大人
- さざえ堂(飯盛山):400円/大人
- 会津武家屋敷:950円/大人
のチケットを1,400円で購入できる割引セットです(360円お得!)。
ただし、どれか1つでも入場しなかった場合はマイナスになるので注意です。
観光スポット巡り
- バス移動(ハイカラさん):若松駅前 → 鶴ヶ城入口へ(約20分)
- 鶴ヶ城の観光
- バス移動(ハイカラさん):鶴ヶ城入口 → 飯盛山下へ(約25分)
- 昼食&さざえ堂、飯盛山の観光
- バス移動(あかべぇ):飯盛山下 → 会津武家屋敷前へ(約7分)
- 会津武家屋敷の観光
- バス移動(あかべぇ):会津武家屋敷前 → 東山温泉入口(瀧の湯前)(約5分)
- 東山温泉「庄助の宿 瀧の湯」にて宿泊
鶴ヶ城
若松駅前からバスで約20分。まず最初にやってきたのは、会津若松市のシンボル的存在である鶴ヶ城です。
鶴ヶ城入口で降り、お掘りをぐるっと回って園内へ。
鶴ヶ城城址公園は約69,000坪という広さ。メインの天守閣の他、茶室麟閣など見どころがたくさん。公式サイトには見どころマップも掲載されています。(今回は時間の都合上、天守閣と喫茶コーナーの利用のみ)
割引チケットを入場券と交換し、いざ天守閣へ。
五層構造の鶴ヶ城。1874年に一度取り壊されて1965年に再建し、今の形になったそう。幕末の戊辰戦争では、鶴ヶ城を拠点に約1ヶ月間にわたる激しい籠城戦が行われ、「難攻不落の名城」としても広く知られています。
画像は 公式サイト より引用
画像は 公式サイト より引用
城内では、各層ごと異なるテーマで会津の歴史や文化を学べるコーナーになっています。
最上階・五層では、鶴ヶ城を中心に360°、会津若松市内を見渡すことができます。
見学後、天守閣出口付近にはミュージアムショップ。赤ベコをはじめとする、たくさんの会津のお土産や銘菓などが売られていました。
鶴ヶ城グルメ
鶴ヶ城城址公園の北側にある喫茶コーナーでは、ちょっとしたスイーツやスナック、コーヒーやビールなどのドリンクを購入できます。
夏場の蒸し暑い時季でしたので、ソフトクリームやかき氷を食べたいところですが・・・
(300円)
会津地方の郷土料理である「天ぷらまんじゅう」を購入。(こちらで売られていたのは抹茶バージョン)
まんじゅうを天ぷらにするなんて斬新!甘みが凝縮してめちゃ美味しい!外が暑くなければもっと美味しかったかも。
(450円)
(470円)
他にも中モチの揚げ餅や、福島産の桃を使ったジュースを購入。散策後の休憩に、ぜひ立ち寄ってみてください!
鶴ヶ城
- 住所
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〒965-0873 福島県会津若松市追手町1−1
- 公式サイト
- 公式Instagram
さざえ堂(飯盛山)
鶴ヶ城入口より再びバスに乗り、東山温泉を経由して飯盛山へやってきました。
ちょうどお昼でしたので、近くにある土産物屋さん兼レストランの「民芸の館 松良(まつよし)」にてランチ。福島県喜多方市発祥のご当地グルメ「喜多方ラーメン」をいただきました!
鶴ヶ民芸の館 松良
- 住所
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〒965-0007 福島県会津若松市飯盛3丁目15−33
- 公式サイト
ランチ後はさざえ堂がある飯盛山参道へ。
飯盛山の標高は314m。戊辰戦争時の白虎隊自刃の地として有名な場所です。
上の白虎隊のお墓およびさざえ堂まで歩けない距離ではないですが、辛い方は動く歩道も利用できます。(有料)
参道入口付近〜道中には出店や土産物屋さんなどに加え、白虎隊記念館も。(今回は訪問できず)
山頂からは会津若松市内が一望できます。
展望台近辺にも複数の食事処や土産物屋さんがあります。
1868年8月23日、戸の口原の戦いで敗退した白虎隊が、この山で自刃したとのこと。
山頂には白虎隊十九士の墓や、各地で戦死した三十一士の墓があります。
お目当てのさざえ堂は、山頂から少し下ったところにあります。
会津さざえ堂は、正式名称を「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)といい、2重らせんのスロープを採用した独特かつ合理的なお堂です。その特異な構造から建築史上重要な存在として認められ、国重要文化財にも指定されています。
割引チケットを引き換えて早速お堂の中へ。
2重らせんのスロープに沿って西国三十三観音像が安置されています。また、上りと下りが完全に分離された一方通行構造で、たくさんの参拝者がすれ違うこと無くお参りできるという、世界的にも珍しいお堂になっています。
鶴ヶ城に並んで、会津若松に来たらぜひ訪れたいスポットです。
さざえ堂 (円通三匝堂)
- 住所
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〒965-0003 福島県会津若松市一箕町大字八幡弁天下1404
- 公式サイト
会津武家屋敷
飯盛山下から周遊バス「あかべぇ」に乗り、割引チケット最後の観光スポット「会津武家屋敷」へ。
こちらは東山温泉の入口付近にあるので、東山温泉で宿泊する場合は最後(または宿泊の翌日)に来ると効率的です。
会津藩の家老・西郷頼母(さいごうたのも)の屋敷を復元した建物が見どころ。約7,000坪の広大な敷地内で、会津の歴史や文化、武家の生活に触れられる施設となっています。
入口から見て敷地左側、屋敷をぐるっと一周できる造りに。
各部屋には武具や家具、人形などが展示され、当時の生活ぶりに触れられます。
敷地内には資料館や、弓矢や赤べこ絵付けなどの体験施設も。
食事処もあるので、がっつり見学・体験すれば丸一日いられそうです。
いちご&あずき
いちご&あずき
出口にはお土産物屋さん。アイスキャンディならぬ「あいずキャンディ」をいただきました!
お食事処やカフェもあるので、ランチや休憩にも良さそうです。
会津武家屋敷
- 住所
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〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山院内1−1
- 公式サイト
東山温泉(庄助の宿 瀧の湯)
メイン観光スポットを訪問したあとは、会津若松市内にある温泉地・東山温泉へ。
湯川沿いを中心に旅館が立ち並んでおり、今回は温泉入口付近にある「庄助の宿 瀧の湯」にやってきました。
こちらは会津東山温泉の発祥の場で開湯1300年、創業140余年とのこと。露天風呂や貸切風呂、地酒コーナーや足湯コーナーなどの設備に加え、夕食には会津郷土会席料理を愉しみました!
滞在の様子は以下記事にまとめましたので、よろしければ合わせてご覧ください!
(番外編1)焼肉 丸忠
これまでの観光ルートから外れますが、会津観光前日の夜(会津若松到着日)はこちらの焼肉屋さんにてディナーを楽しみました!
こちらでは、会津名物の一つである「馬肉(さくら肉)」を中心とした焼肉を愉しめます。馬刺はよく見かけますが、馬肉の焼肉は珍しいですね。お手頃価格で様々なセットや定食があるのも嬉しいポイント!
(桜トロ・桜カルビ・馬ホルモン・桜ハツ)
馬焼肉に加えて、もちろん馬刺もいただけます!
人気店&若松駅から少し離れた住宅街にあるので、必ず予約してから訪問するように!
焼肉 丸忠
- 住所
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〒965-0837 福島県会津若松市錦町1−34
- 食べログ
(番外編2)奥会津・大内宿
東山温泉で一泊した翌日は、茅葺き屋根の町並みとねぎそばで有名な「大内宿」に行ってきました!
大内宿へは、会津鉄道に乗って会津若松駅から湯野上温泉駅へ約40分、さらにそこからバスに乗って約20分ほどの場所にあります。市内からは遠いですが、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が広がるオススメ観光スポットです。観光の様子は以下記事にまとめましたので、よろしければ合わせてご覧ください!