静岡県/静岡市と浜松市のちょうど真ん中あたりにあり、お茶で有名な『掛川』に行ってきました。
少し地味?な印象はありますが、新幹線(こだまのみ)の停車する駅でもあり、東京や名古屋、大阪からでもアクセスしやすい場所です。
本記事では、筆者が実際に訪れた 徒歩で回れる掛川駅周辺の観光&グルメスポット をご紹介します!
本記事の内容は現在とは異なる場合もありますので、参考にされる際は最新情報の確認をオススメします。
観光スポット | 掛川駅からの距離(徒歩) | 費用 |
---|---|---|
掛川城 天守閣 & 御殿 | 約700m(約11分) | 410円(入場料) |
二の丸茶室 | 約700m(約11分) | 510円(呈茶料) |
二の丸美術館 | 約700m(約11分) | 200〜500円(入館料) |
ステンドグラス美術館 | 約750m(約12分) | 500円(入館料) |
花鳥園 | 約900m(約13分) | 1,800円(入園料) |
潮騒橋 | 約17km(車で約30分) | 0円 |
グルメスポット | 掛川駅からの距離(徒歩) | 費用(目安) |
---|---|---|
酒楽 | 約1km(約13分) | 3,000〜4,000円 |
TOMIS INTERNATIONAL POINT PERUVIAN FOOD | 約120m(約2分) | 3,000〜4,000円 |
ファニーファーム | 約750m(約10分) | 1,000〜2,000円 |
すいのや | 約200m(約2分) | 1,000円 |
BUCKET HERE & CORNER | 約850m(約11分) | 2,000〜3,000円 |
ふじの坊㐂膳 | 駅構内 | 3,000円 |
【こちらもオススメ】天竜浜名湖鉄道
掛川駅は東海道本線だけでなく、天竜浜名湖鉄道という浜名湖北側方面へ伸びる私鉄もあります。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場する「第3村」のモデルとなった天竜二俣駅などの観光スポットがあり、またタイミングによっては各種鉄道イベントも実施されるので、こちらと合わせて観光すると面白いです。
かくいう筆者も、以下イベントに参加してみました!
もちろん浜名湖方面へのアクセスにも。
舘山寺近辺にはたくさんの観光スポットや温泉旅館があります。
【こちらもオススメ】大井川鐵道
【ホテル】掛川駅近に宿泊するなら展望浴場があるドーミーインへ!
今回の旅では筆者お気に入りのホテル系列「ドーミーインEXPRESS 掛川」に宿泊しました!
駅から徒歩9分と少し歩きますが、掛川城に近くて飲食店街へのアクセスも悪くなく、温泉から掛川城を眺められるのが魅力的!もちろん、ドーミーインならではのサウナや無料サービスも完備!
宿泊場所にこだわりがなければ、とりあえずこちらに泊まっておけば間違いありません。
観光スポット
実際に筆者が訪れた、掛川駅から徒歩で行ける観光スポット(潮騒橋の除く)をご紹介します!
掛川城 天守閣 & 御殿
掛川のランドマーク的な存在・掛川城。
駅前からでも一際目を惹き、掛川の街を歩きながら10分ほどで訪れることができます。
掛川城は室町時代(14~16世紀頃)、現在よりも東に500mほどの位置にあったそう。(現在は「掛川古城」と呼ばれています。)1500年代初頭、現在の位置である龍頭山に新たな掛川城が築かれました。
城下町の雰囲気漂う街歩きも楽しめます。この日は天気が良くて気持ちいい!
まずは天守閣へ
入口でチケットを購入して天守閣へ。外観は3層構造ですが、内装は4階建てになっています。
1854年に起こった安政の大地震により、天守など大半の建物が損壊してしまいました。それから月日が流れて1994年、天守は140年ぶりに木造で再建され、現在は美しく整備された姿に。
一番上のフロアまで階段を上がると、そこは掛川を360℃見渡せる展望エリアに。
下りのルートにはちょっとした展示スペースも。
続いて御殿へ
掛川城のすぐ脇には、江戸時代の城主の生活が窺える藩の重要施設・掛川城 御殿があります。1861年に再建され、全国にわずか4ヶ所のみの「現存する城郭御殿」として、京都の二条城などと並ぶ貴重な建物だそうです。
「書院造り」の建築様式で建てられており、畳を敷き詰めた多くの部屋が連なります。
甲冑やジオラマなどの展示スペースもあり、結構広いです。
訪問時は真冬だったので、日の当たらない廊下はかなりヒンヤリしていました。
御殿入口付近にはお土産物エリアも。
美味しそうなスイーツ「生どら」が売られていたので買ってみました!
静岡県菊川市・さくら屋さんの商品で、いろいろな種類の生どらがあります。休憩のお供にぜひ!
二の丸茶室
御殿から少し北に進むと、美しい日本庭園のある茶室が見えてきます。
こちらは木造平屋の「数寄屋造り」の建物で、掛川名産の「掛川茶」の煎茶や抹茶と和菓子のセットを楽しめます。
茶室の利用は有料ですが、庭は無料で散策できます。
せっかくなので、茶室でのんびりしていきます。
(510円/大人)
観光の休憩スポットにもぴったりですね。
掛川城公園内にあるので、掛川城や御殿と合わせてこちらにも是非!
二の丸美術館
茶室のすぐ近く、近代日本画「鈴木コレクション」と江戸・明治期の細密工芸品「木下コレクション」の2つを中核とする美術館です。
展示は年2〜3回の収蔵品展と企画展・特別展で構成されており、訪問時は「ちょっと昔の暮らし展」が開催されていました。せっかくなので、こちらにもお邪魔することに。
どこか懐かしい(年齢がバレる?笑)品々の数々。
入場は有料ですが200円と格安でした。(特別展は料金が変わります。)
城や庭園などを観た後には、こういった美術展示もいいですね。次項のステンドグラス美術館と合わせれば、また違った雰囲気を味わえて楽しいです!
ステンドグラス美術館
掛川城の北側に位置する、ステンドグラスメインの美術館です。
展示されているステンドグラス作品は80点ほど。これらは英国やフランスの工房で100年以上前に制作され、実際に協会や貴族の邸宅に設置されていたそうです。
ステンドグラスメインの美術館とは珍しい!ということでこちらにもお邪魔してみました。
掛川城の和の雰囲気とは正反対、西洋のクラシカルな雰囲気とともに、色とりどりの光の空間を味わえます。館内では写真撮影OKなので、インスタ映えするスポットとしてもオススメです。
花鳥園
「掛川といえば花鳥園」という人もいるほど有名な観光スポットで、「鳥と花とのふれあい」がコンセプトの全天候型テーマパークです。掛川駅からは徒歩13分とそれほど遠くはないですが、掛川城とは反対方面(駅南側)なため、ルートによっては時間がかかるかもしれません。
かなり広くて見応えバツグンなので、少なくとも半日くらいは時間が欲しいところ。
約100種600羽の、多種多様な鳥たちに出会えます。直接ふれあったりバードショーを観たりとイベントもたくさん。食事ができるスペースもあり、ファミリーでの訪問にもオススメです。
潮騒橋
最後はちょっとおまけ的な観光スポット。掛川駅から太平洋沿岸に向かって車で約30分と、徒歩で気軽に行けるような場所ではないのですが、美しい景観の橋があります。
こちらは平成7年8月に開通した、菊川河口に架かる浜松御前崎自転車歩行者専用道路橋です。全長232メートル ✕ 幅3メートルで、吊床版橋としては国内最長です。4径間連続上路式PC吊床版橋という珍しい形が特徴で、掛川周辺をドライブするならぜひ訪れてみてほしいスポットです。
グルメスポット
こちらでは、筆者が実際に訪れた掛川駅周辺のお食事処をご紹介します。
今回は訪問しませんでしたが、掛川城近くには飲み屋さんや集中しているエリアも。こじんまりしたお店が多いようで、一人飲みが楽しそうです!
酒楽
1軒目は、食べログ&Googleクチコミ双方で高評価の酒楽さん。やはり人気店なだけあって、ほぼ予約でいっぱいの様子。
海鮮中心のメニューに加え、おでんや黒はんぺんなど。日本酒メニューも豊富です。
特上まぐろ刺身+中トロ赤身(950円)やホッケなど美味しくてお酒に合うものばかり。個人的にはエシャレット(若採りらっきょう)が新鮮で美味しかった!実は浜松の名産品だそうです。
全体的に値段もお手頃で、掛川で海鮮&日本酒を楽しむなら超オススメです!
TOMIS INTERNATIONAL POINT PERUVIAN FOOD
(トミーズインターナショナルポイント)
2軒目は掛川名物とかではないのですが、ちょっと気になってしまったペルー料理のお店へ。
ペルーのビールやワインなどもたくさんあり、色鮮やかな内装と豪勢な料理で見た目にも楽しい!
迫力のあるローストチキンとペルービールの組み合わせが最高!
セビチェなど他にも料理はたくさんあるのですが、予約の関係であまり長居できませんでした。また掛川を訪れた際にリベンジしてみたいと思います。
南米料理といえば、三島駅近のPica・Pau(ピカ パウ)というお店が凄まじく美味しかったので宣伝しておきます!
ファニーファーム
掛川旅行2日目のランチで訪れたのは、掛川駅北口から徒歩2分ほどの場所にあるこちらのお店。
パスタやピザなどのイタリアンが中心・・・かと思いきや、当日はガパオライスやルーローハンといったアジアンな料理も。これらに加えて、地元野菜メインのサラダバーにスイーツ、クラフトビールやワインも。
天井が高く開放感がありオシャレな店内。女性客が多い印象です。
訪れたのは13:30頃と遅めのランチでしたが、ほぼ満席に近い混み具合でした。
サラダバーではスタッフがいろいろな種類を取り分けてくれて、メイン料理と並ぶくらい充実して美味しかったです!
今回はイタリアンな気分だったので、2人でパスタとピザを注文。全体的に野菜が多くてヘルシーな感じですね。もちろん掛川のクラフトビールも忘れずに。昼間からビールが飲めるのは最高ですね。
すいのや
ランチの後にやってきたのは、「掛川城 大手門」付近にある「すいのや」さん。
外観はお土産物屋さんのような駄菓子屋さんのような・・・ですが、店内奥にはアットホームなおでん屋さんがあり、超お手頃価格で静岡おでんとお酒(缶)を楽しめます。
煮込まれたおでんにたっぷりのだし粉!
おでんは1本60円または110円と安く、缶ビールや缶チューハイとともにいただきました。狭い店内ではありますが、この家庭的な雰囲気も楽しいですね。またぜひ訪れたいです!
すいのやのすぐ近くには再建された大手門があり、観光スポットにも。
BUCKET HERE & CORNER
まだまだ飲みます3軒目!
駅から掛川城に向かう道沿いのクラフトビアホールにお邪魔しました。自社醸造カケガワビールに加え、国内外の多種多様なクラフトビールが楽しめるとのこと。
日曜は14時と早くから営業しており、酒飲みには嬉しい!
1件目のファニーファームでも見ましたが、カケガワビールのグラスが可愛いですね。(あとで調べたら、どうやらこちらと同じ系列のようです。)フードメニューのオススメはこちらの「ダーティフライ」。野菜、ハーブ、チーズ、ミートを絡めた少し辛口味で、とにかくビールに合う絶品おつまみでした!
ふじの坊㐂膳
帰りの電車までに、最後の4軒目!
掛川駅構内にある居酒屋へ。
良くも悪くも普通の居酒屋という感じですが、ランチタイムから通し営業のようなので、駅近で飲みたいというときはここ一択かも。
4軒目ということで軽くのつもりでしたが、鶏皮餃子やししゃものビール揚げといった何とも魅力的な響きのおつまみに惹かれてオーダー。すでに相当飲んでいましたが、静岡県・花の舞酒造の地酒も合わせていただいちゃいました。
以上、筆者が訪れた掛川駅周辺の観光&グルメをご紹介しました。
いやー、思った以上にいろいろな観光地とお店があって、いろんな意味でお腹いっぱいに!
冒頭にも書いた通り、新幹線を使って東京や名古屋、大阪からもアクセス抜群なエリアなので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?