神奈川県南部、三浦半島の中心部に位置し、海上自衛隊とアメリカ海軍の基地が設置された「軍港の街」として有名な、横須賀市(よこすかし)に行ってきました!
本記事では、筆者が実際に訪れた 徒歩で回れる横須賀の観光(+グルメ)スポット をご紹介します!
本記事の内容は現在とは異なる場合もありますので、参考にされる際は最新情報の確認をオススメします。
観光スポット | 汐入駅からの距離(徒歩) | 費用 |
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ドブ板通り | 約700m(約11分) | 0円 |
YOKOSUKA軍港めぐり | 約700m(約11分) | 2,000円* |
三笠公園(みかさこうえん) | 約700m(約11分) | 600円(記念艦観覧料)* |
猿島(さるしま) | 約750m(約12分) | 2,000円(乗船・入園料)* |
横浜駅から電車で約30分、都心からでも約1時間ほど。京浜急行の汐入 or 横須賀中央駅で下車が便利。(JR横須賀駅もありますが、本記事で紹介しているスポットにはちょっと遠いかも。)
筆者は京急汐入駅で下車し、駅前にあるメルキュール横須賀に宿泊して観光してきました。目の前に「ドブ板通り」があり、「YOKOSUKA軍港めぐり」のターミナルも近くてオススメです!
ドブ板通り
米軍基地がある横須賀ならでは!あちこちにアメリカ文化が残る「ドブ板通り」。異国情緒漂う独特な雰囲気で、スカジャン発祥の地としても有名な商店街です。
ホテル・メルキュール横須賀の裏側にあり、ちょうど汐入駅と横須賀中央駅の間にある300mほどの商店街で、以下のようなお店が魅力のポイントです。
- グルメ
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ネイビーバーガーや横須賀海軍カレーを提供するレストランやカフェ
実際に訪問したお店3つを、後ほどご紹介します! - ショッピング
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スカジャンやミリタリーグッズを販売するショップ
- 飲み屋
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アメリカンスタイルのバー
「ドブ板通り」という名前の由来
時は第二次世界大戦前。この商店街の中央にあった「どぶ川」を、海軍工廠から提供された厚い鉄板で蓋をし、人や車の通行を良くしました。以降、地元の人から「どぶ板」の愛称で呼ばれるようになったそう。(現在は「どぶ川」も「どぶ板」もありません。)
著名人の手形レリーフが埋め込まれています
どぶ板通り周辺は「HONCH(ホンチ)」という俗称でアメリカ海軍やその関係者の間で親しまれているそう。どぶ板通りのある横須賀市本町(ほんちょう)という地名を、「HONCH(ホンチ)」と短縮して呼んだことが始まりとのこと。
噂通り、あちこちにスカジャンやミリタリー関連グッズのショップがあります。
どぶ板通り および その周辺では、アメリカ人がターゲットと思われる車や不動産販売のお店も。
どぶ板食堂 Perry
どぶ板通りにあるダイナー。アメリカンレトロな雰囲気で、横須賀の三大グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」「よこすか海軍カレー」「YOKOSUKAチェリーチーズケーキ」を同時に楽しめる人気店です。
(2,130円)
単品でもオーダーできますが、今回はすべてのグルメを味わえる「デラックスプレート」をオーダー!
盛り沢山ですが、ハンバーガーは通常より小さめサイズなので意外とペロリと食べられちゃいます。セットに付いてくる牛乳も海軍っぽい?。
初めての横須賀で何を食べるか迷ったときに特にオススメ!ぜひ寄ってみてください!
TSUNAMI BOX
横須賀名物「ネイビーバーガー」で有名な「TSUNAMI」の姉妹店。店頭にあるアメコミの像やハンバーガーのイラストプレートが印象的な店舗で、様々な種類のヨコスカネイビーバーガーをがっつり味わえます。
ボリューミーなハンバーガーがたくさん。アメリカンダイナーを思わせる店内で、まずはビールをいただきました♪
(2,190円)
ビーフ100%のパティを使用した、肉肉しくてボリューム満点のチーズバーガー!
がっつりハンバーガー&フライドポテトをつまみに、ビールを流し込みたい方に特にオススメです!
横須賀ビール
地元産の素材を活かしたクラフトビールを提供するブルワリー。醸造所直送の新鮮なビールを楽しめるのはもちろん、横須賀や三浦半島の食材を使用した料理も多数提供しています。
ブルワリーといえばビール飲み比べ!5種類のビールに5種類おつまみが付いた、ビアフライセットをオーダー。コスパが良く、これだけを楽しみにくるのもありかも。
(2,200円)
(825円)
ビールにぴったりなおつまみだけでなく、三浦半島で採れた地魚の刺し身や野菜サラダなどもありメニューが豊富。海軍カレーやネイビーバーガーももちろんあるので、がっつり食べたい方にも嬉しい。ビール好きでない方にもオススメです!
YOKOSUKA軍港めぐり
横須賀港を船で巡りながら、自衛隊艦船や米海軍の艦船を間近で見学できるクルーズツアーです。
- 受付
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汐入ターミナル(コースカベイサイドストアーズ 2階)
京急線「汐入駅」から徒歩約5分 - 出航場所
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汐入桟橋(コースカベイサイドストアーズの海側)
- 所要時間
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約45分/1周
- 料金
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休日:大人2,000円/平日:大人1,800円
猿島の半券があれば半額になり、かなりお得です! - 予約
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オンライン予約推奨(こちら)
- 公式サイト
(コースカベイサイドストアーズ 2階)
事前に公式サイトからオンラインで予約し、ターミナルでチケットを購入。午前中に猿島観光(後述)したので、その半券を提示したらなんと半額(2,000円→1,000円)になりました!
ターミナル奥から外に出てすぐ、クルーズ船が待つ汐入桟橋へ。連休中のためか、最終便(16時発)でもほぼ満席状態。事前予約していないと乗れなかったようです。
約45分のクルーズでは、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦、米海軍のイージス艦に加え、タイミングが良ければ空母や砕氷艦(南極観測艦)、潜水艦なども見られます!
ちょうど夕刻、西日に照らされる艦船がなんとも美しい。。。
ツアー中は、個性豊かな専門ガイドが各艦船の特徴や歴史、運用の背景について生解説してくれるので、誰でも飽きずに楽しめます!
三笠公園
米軍基地に隣接し、東京湾に面した歴史公園。猿島へ渡る三笠ターミナルのすぐ近くで、横須賀中央駅から徒歩約15分、汐入駅から徒歩約20分ほどの場所にあります。日露戦争で活躍した戦艦「三笠」が記念艦として保存されており(艦内見学可)、見どころの一つとなっています。
公園の中央にあるのは東郷平八郎の銅像。日露戦争(1904~1905年)で連合艦隊司令長官を務め、日本海海戦での勝利を記念して造られたそう。
記念艦「三笠」
園内必見!世界三大記念艦の一つである「三笠」。
1905年の日露戦争・日本海海戦で連合艦隊旗艦を務めた軍艦です。現在は記念艦として復元保存されており、博物館として一般公開されています。(有料)
- 所要時間
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30~60分(ゆっくり観て回ると1時間以上かかるかも)
- 料金
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大人600円
猿島の半券があれば100円引きになります! - 公式サイト
まずは艦橋および上甲板を歩いて見学。ちょうど天気がよく、ブラブラしているだけでも気持ちいい。砲台や無線電信室、三笠の紹介DVDが流れるビデオ室などもあります。
甲板を上の方に昇れば、三笠公園や東京湾が一望できます。公園奥には米軍基地も。
艦内には展示室も多数あり、当時の資料や模型、再現された当時の船室などが展示されています。日本海海戦の様子をリアルに体感できるVRコーナーもあり、見た目以上に盛りだくさんな内容です!
いちご よこすかポートマーケット
公園から三笠ターミナル方面へ海沿いに進むと、三浦半島の食文化を体験できる大型施設「いちご よこすかポートマーケット」が見えてきます。
施設内には、地元の新鮮な魚介類を提供する「長井水産」や、マグロ・海鮮丼が楽しめる「あがっとこ」、クラフトビールを味わえる「横須賀ビールTAPROOM」、横須賀名物ネイビーバーガーの代表店「HONEY BEE」など、約20の店舗が集結しています。
ランチタイムはもちろん、公園や猿島帰りのカフェ休憩などにぴったりなロケーションです。
猿島
三笠桟橋からフェリーで約10分、東京湾唯一の無人島かつ自然島。かつて軍事拠点として使われていた歴史的背景を持ちますが、現在では観光・レジャーとして人気が高まっているスポットです。
島内では、その遺構と自然を満喫できる遊歩道やガイド付き探検ツアー、売店(テイクアウトレストラン)、バーベキュー用品などのレンタルサービスがあり、様々なアクティビティを楽しめます!
猿島に渡るためのフェリーのチケットは「三笠ターミナル/猿島ビジターセンター」にて。ターミナル前の三笠桟橋より、9:30~15:30まで1時間に1本のフェリーが運航しています。(混雑時は臨時便あり。)
島内散策はゆっくり回っても1時間ほど。乗船時間を合わせて2~3時間もあれば十分楽しめます。
料金は通常2,000円(乗船料1,500円+入園料500円)ですが、YOKOSUKA軍港巡りのチケットがあれば乗船料が半額(750円引き)になります。ただ、猿島の半券をもってYOKOSUKA軍港巡りのチケットを購入したほうが割引額が大きい(1,000円引き)ため、猿島→軍港巡りの順に回るのがオススメです。
島内散策(+α)の様子については以下記事で詳しく紹介していますので、本記事と合わせてご覧ください!
以上、横須賀の王道観光スポットやお食事処をご紹介しました。
横須賀に訪れる際の参考になれば嬉しいです!