三重県亀山市・関駅から徒歩約6分、東海道五十三次の47番目の宿場町として知られる『関宿』に行ってきました!
約3時間ほどと短めの滞在ではありましたが、その伝統的な街並みとともに、筆者が訪れた観光やグルメスポットを写真いっぱいでレポート!モデルコースの一つとして参考になればと思います!
本記事は2023年9月訪問時のものです。
サービス内容や時間などは変更になる可能性もあり、予めご留意をお願いします。
東海道47番目の宿場町が「関宿」。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、約200軒の町家が並んでいます。
観光もできる歴史的建造物やノスタルジックな町並みに、散歩するだけでも癒やされます。
関宿の街並み・景観
JR関駅から北に約6分ほど歩くと、古き良き雰囲気の漂う関宿のメイン通りに出られます。
これぞ「宿」という雰囲気!
9月の連休にやってきましたが、人は少なめで穴場かもしれません。
落ち着いた雰囲気を満喫できます。
歴史を感じるアンティークショップなどの他、銀行や郵便局も。
町の雰囲気を壊さない佇まいで、こちらも見応えがありますね。
メイン通りは1〜2kmほど。ゆっくり歩いて30分くらい、観光や食べ歩きをしながらだと1〜2時間くらいでしょうか。飽きず疲れすぎずのちょうどいい距離感です。
宿にはおしゃれなゲストハウスもありました。一人旅などでフラッと訪れた際に泊まってみたくなりますね。
関宿の観光スポット
筆者が訪れた観光スポットを紹介します。
すべてメインの通り沿いにあります。
百六里庭(眺関亭)
無料で入れるちょっとした公園。
通りのちょうど真ん中あたりにあり、ベンチで少し休憩するのにもぴったり。
子どもの頃、ここに遠足で来てお弁当を食べた記憶がかすかにあります。
雰囲気は当時のままですが、その時は滑り台などちょっとした遊具もあったような…
入り口部分は「眺関亭」ということで、2階の展望スペースに昇ることができます。
ずらりと並ぶ関宿の町並みが圧巻です。
関地蔵院
日本最古の地蔵菩薩で知られる地蔵院・通称「関のお地蔵さん」。
天平13(741)年、奈良東大寺の僧行基が、諸国に流行した天然痘から人々を救うため、ここに地蔵菩薩を安置したと伝えられているそうです。
メイン通りの西側に位置しており、近くには本記事後半でも紹介している一押しのお食事処「會津屋」があります。
街歩き中にフラッと立ち寄りたくなる、落ち着いた歴史スポットです。
歴史資料館・まちなみ資料館・山車会館
関の宿場町を知るなら是非訪れたい、メイン通り沿いに並ぶ三大観光スポット。
入館はすべて有料ですが、大人300円(小人200円)と安くて気軽に入れます。
3館すべてを回るのであればこちらの共通券(500円)がお薦め。いずれかの受付で購入できます。
関宿旅籠玉屋歴史資料館
「旅籠(はたご)」とは江戸時代の旅の宿のこと。
ここ「玉屋」は、「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謡われたほどの大旅籠だったそう。
現在は江戸時代の貴重な旅籠建築を見学でき、当時使われていた道具や旅の資料なども展示されています。雰囲気漂うお庭や倉庫なども見学できます。
関宿旅籠玉屋歴史資料館
休業日 | 月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは翌日) 年末年始(12/28~1/4) |
営業時間 | 09:00〜16:30 |
料金 | ◆関まちなみ資料館と共通 大人 300円(250円) 学生・生徒・児童 200円(150円) ※()内は30名以上の団体料金 |
関まちなみ資料館
江戸時代末期に建てられた、関宿を代表する町屋建築。
先ほどの旅籠玉屋よりは狭いですが、関宿の文化財や歴史資料の他、町並みの移り変わりが分かる写真が多数展示されています。
関まちなみ資料館
休業日 | 月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは翌日) 年末年始(12/28~1/4) |
営業時間 | 09:00〜16:30 |
料金 | ◆関宿旅籠玉屋歴史資料館と共通 大人 300円(250円) 学生・生徒・児童 200円(150円) ※()内は30名以上の団体料金 |
関の山車会館
山車収蔵展示棟を含む4棟からなる「関の山車会館(せきのやまかいかん)」。
メイン通りの東側に位置しています。
関の夏の風物詩「関宿祇園夏祭り」で使われる本物の山車2基の展示を中心に、祭りの付属品や歴史資料が展示されています。関神社でかつて使われていた神輿の展示や山車の模型などもあり、その歴史や魅力に触れられるスポットです。
関の山車会館
休業日 | 月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは翌日) 年末年始(12/29~1/3) |
営業時間 | 09:00〜16:30 |
料金 | 大人 300円(250円) 学生・生徒・児童 200円(150円) ※()内は30名以上の団体料金 |
関宿のグルメスポット
町歩きに食べ歩きやお茶・ランチ休憩は欠かせません!
筆者が立ち寄ったグルメスポットをご紹介します。
会津屋 あいづや
関宿に来たなら外せないグルメスポット「あいづや」。
元々は、東海道関宿を代表する旅籠だったそう。
現在は、竈の強い火力でモチモチの食感に蒸しあげられた名物の「山菜おこわ」や、出汁にこだわった「街道そば」などがいただけるお食事処になっています。
各種定食が揃う豊富なランチメニューにかき氷などもあるので、カフェとしての利用もお薦めです。
営業時間は11:00~17:00、14:30以降は簡易メニューになるようです。
お薦め定食(ざる)1,700円を注文。
残念ながら名物の山菜おこわは品切れだったので、栗入り(+100円)に変更。
関宿の人気店なので、ランチで立ち寄りたい方はお早めに!
gute グーテ
かわいいクマ型のオリジナルもなか専門店。
2021年11月にオープンした新しいお店です。
注文してから1つずつあぶってくれます。
サクッとした食感に小豆の上品な甘みが広がり、食べ歩きにも最適です。
神の介 しんのすけ
ちょっとしたお食事に、飲み物などが購入できる「神の介」。
guteに続き、こちらも比較的新しいお店のようです。
百六里庭のちょうど向かいにあるので、ここでおにぎりを買って公園で食べるのも良いかも!
以上、関宿観光をレポートしました!
改めて調べると、他にも色々なスポット(足湯やお食事処、カフェなど)があちこちにあり、3時間では全然足りませんでした。観光に加えてカフェ巡りもしたい!というような方は、半日~1日くらい時間を取った方が良さそうです。
また、古民家をリノベーションした新しいお店も次々とオープンしているようです。
遠くの方も近くの方も、ぜひ一度訪問してみてください!