本記事では、筆者が実際に訪れた愛媛県新居浜市にある『マイントピア別子』について紹介します。
松山市内から車で約1時間とアクセス良好とは言えませんが、思っていた以上に観光スポットや体験イベントなどがあり、子どもから大人まで、朝から閉館まで、かなりガッツリ楽しめるスポットです。
特に、「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれる『東平(とうなる)ゾーン』はイチオシの観光スポットです。
現地までは細い山道を車で登っていくのですが、運転に不安な方はマイントピア別子にて観光バスツアー(有料)を行っているので、そちらを利用してみてください。
本記事は2023年4月に訪問したときの内容です。
現在とは異なる場合もありますので、参考にされる際は最新情報の確認をオススメします。
マイントピア別子の公式サイト:https://besshi.com/
マイントピア別子とは?
県道47号沿いにある道の駅のこと。
一般的な道の駅と比べ、施設やサービスがかなり多く、地元の方から観光客まで楽しめるイチオシのスポットです。
施設&サービス
- 名産品などを購入できるショップ
- レストラン&カフェ
- 温泉(サウナや岩盤浴もあり)
- バーベキューエリア
- 子ども遊戯施設(屋内)
- 鉱山観光
- 旧水力発電所見学
- 砂金採り体験
- 東洋のマチュピチュ(東平)観光ツアー
など。
- 住所
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〒792-0846
愛媛県新居浜市立川町707-3 - 営業時間
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鉱山観光/09:00 or 10:00〜17:00(時期により異なる)
砂金採り体験/09:30〜16:00(時期により異なる)
旧端出場水力発電所/09:00 or 10:00〜17:00(時期により異なる)
東平観光バス(東洋のマチュピチュ)/11:00 or 13:00出発
温泉(天空の湯)/10:00〜22:00 - 料金
-
鉱山観光/1,300円(一人)、〜900円(高校生以下)
砂金採り体験/650円(一人)、550円(小学生以下)
旧端出場水力発電所/無料
東平観光バス(東洋のマチュピチュ)/1,500円(一人)、900円(小学生以下)
温泉(天空の湯)/600円(一人)※65歳以上および小人は割安価格あり。 - 公式サイト
-
https://besshi.com/
※最新の営業時間や料金などはこちらでご確認ください。
東洋のマチュピチュ(東平ゾーン)とは?
マイントピア別子から車で約30分、細い山道を車で抜けた先にある「東平(とうなる)ゾーン」は、自然と調和した産業遺産群がある観光スポット。
1916〜1930年まで採鉱本部が置かれていた場所で、当時は鉱山関連施設の他に学校や病院、娯楽場などもあり、約5,000人が暮らしていたそうです。
ひときわ目を引くのが索道基地・貯鉱庫跡。
その重厚な花崗岩造りの雰囲気から、『東洋のマチュピチュ』と称されています。
マイントピア別子 訪問&体験記
- 11:30
-
マイントピア別子到着
- 11:40〜12:15
-
坑道観光
- 12:25〜12:45
-
旧端出場水力発電所
- 13:00〜15:00
-
観光バスツアー(東洋のマチュピチュ)
- 15:00〜16:00
-
別子温泉
- 17:00頃
-
松山空港着
松山市内から車で約1時間(新居浜ICから車で約10分)、道の駅・マイントピア別子に到着しました。
まず本館に移動し、坑道観光&東平観光バスツアー(東洋のマチュピチュ)のチケット(1,300円+1,500円)を購入します。
バスツアーは11:00〜と13:00〜の1日2回なので、到着が遅れると参加できないかもしれません。
本館内は1Fにショップ&カフェ、2Fにレストラン&鉱山観光列車出発駅、4Fに温泉&キッズパークがあります。
当初、レストラン「もりの風」でランチする予定でしたが、バスツアーの時間に間に合わなそうでしたので止む無くランチなしに。。。
バスツアー後、別子温泉にも入りました。
本館外には、バーベキューもできる広場や砂金採り体験コーナーがあります。
今回は利用しませんでしたが、天気が良い日は気持ちよさそうです。
なお、食材は現地でセットを購入できるようです。(逆に持ち込みは禁止なので注意。)
※詳細は 公式サイト にて
鉱山観光
「観光列車」(約5分)と、約333mの「観光坑道(旧火薬庫)」の見学が楽しめます。
坑道は体験コーナーなども用意されており、ゆっくり回るなら1時間くらいは時間が欲しいところ。
鉱山鉄道
本館2Fから乗車できる「開運駅」。
基本的に20分おきに出発しています。
乗車時間は約5分で、すぐ目的地に到着します。
列車のアナウンスは水樹奈々さんが担当。どうやら「新居浜ふるさと観光大使」とのこと。
「幸運駅」に到着。
なお、列車を使わず歩いてくることもできます。
それほど距離や高低差があるわけではないので、気分次第で歩いても良いかも。道中には、後で紹介する旧端出場水力発電所もあります。
列車を使わなくても、坑道観光には同じ料金(1,300円)が必要です。
坑道
「幸運駅」を出るとすぐ坑道観光です。
橋を渡った先に入口があります。
ここは元々火薬庫だったそうです。
坑道内はすこしヒンヤリ。夏場は涼しくて快適かも。
当時の採鉱の様子を表した展示が続き、巨大ジオラマゾーンへ。
坑道の最後に、索道ゴンドラや削岩機体験ができる遊学パークがあります。
遊学パークAのすぐ隣に遊学パークB。
子どもも楽しめます。
遊学パークを満喫して、坑道出口へ。
旧端出場水力発電所
坑道観光後、同じ列車に乗って戻ることもできますが、今回は歩いて戻ってみることに。
秋だと紅葉が綺麗そうです。
戻る道中で、国登録有形文化財「旧端出場水力発電所」へ行ってみます。
ここは2023年3月に一般公開されたばかりの新しい施設で、なんと無料で見学できます。
マイントピア別子本館と、川を挟んで反対側にあります。
インパクトのある複数の発電機に、別子銅山の歴史や端出場水力発電所の役割・仕組みについての展示などが見られます。
東平(東洋のマチュピチュ)
坑道&水力発電所観光後は、今回の目的である東洋のマチュピチュへ。
自家用車でも行けるようですが、かなり狭い山道を通らないといけないため、観光バスツアー(1,500円/大人)を利用します。
マイントピア別子から約30分ほどで到着しました。
道中は、ガイドさんが東平(とうなる)の歴史などについて解説してくれます。
別子銅山・東平の案内図。
渓谷遊歩道なども含めるとかなり広そうです。(バスツアーでは駐車場近辺のエリアのみで、滞在時間は50分ほど。)
駐車場入り口付近に、貯鉱庫と索道基地跡へ降りる階段(インクライン跡)があります。
220段あるので、ちょっとしんどいかも。
メインの一つ、貯鉱庫跡に着きました。
逆光でうまく撮れません。笑
重厚な花崗岩造りで、当時はここに鉱石が貯蔵されていたそうです。
メインの二つ目、赤レンガづくりの索道基地跡。
鉱石運搬から、日用生活品や郵便物、新聞などがこの索道で輸送されていたそうです。
駐車場の上にはマイン工房(旧保安本部)があります。
中はショップになっており、「銅板のしおり」作成体験もできます。(ツアーの場合は時間がないので、体験はできません。)
- 営業時間
-
10:00〜17:00
- 休業日
-
月曜日(祝日の場合は火曜日)
- 体験料金
-
500円
駐車場奥には東平歴史資料館があり、鉱山の町・東平の生活文化や銅、別子銅山等が紹介されています。
無料なのですが、観光バスツアーで来るとこちらの見学時間はほとんどありません。ゆっくり見学するなら個人で来た方が良さそうです。
- 営業時間
-
10:00〜17:00
- 休業日
-
月曜日(祝日の場合は火曜日)
- 体験料金
-
無料
東平歴史資料館の裏手には短いトンネル・小マンプがあります。
マンプとは、坑道を意味する「間符」から転じたものとされているそうです。
中には、東平にゆかりのある鉱山運搬機器が展示されています。
以上でツアーは終了、同じバスに乗ってマイントピア別子に戻ります。
小マンプの先には、渓谷遊歩道を通って「大マンプ」や「火薬庫跡」、「旧第三変電所」などもありますが、ツアーには含まれていません。こちらは個人で訪れる必要がありそうです。
別子温泉〜天空の湯〜
観光バスツアー後、最後に本館4Fにある別子温泉でゆったりします。
露天風呂やサウナ、水風呂、別途料金で岩盤浴や軽食スペースもあり、なかなか充実しています。
内風呂。
子供向けの浅い浴槽もあり、小さな子連れでも安心です。
炭酸泉は馴染みがありますが、酸素泉は初めてでした。
浴槽内に酸素の気泡を送り込んだお湯のこと。
体が温まり、発汗作用が高まります。
細かな泡のカにより、毛穴の洗浄効果が高まり美肌効果が期待できます。(公式サイトより引用)
サウナと水風呂もあり、サウナ好きには嬉しい。
結構広いので、混雑時に助かります。
まとめ
以上、マイントピア別子の訪問・体験内容を紹介しました。
今回の滞在時間は4時間半、想像以上に盛りだくさんの内容でしたので、まさかの昼食抜き、観光もかなり駆け足となってしまいました。。。
同じように観光で行こうと思っている方は、時間に余裕を持つことを強くオススメします。笑
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