【星野リゾート界 遠州】2024年宿泊記/食事・温泉・ご当地楽など

【アイキャッチ画像】星野リゾート界遠州宿泊記

静岡県浜松市/浜名湖の舘山寺温泉にある「星野リゾート界 遠州」に宿泊しました。
実は、筆者が星野リゾートに泊まるのは今回初めて。これまでに宿泊した温泉旅館に比べるとかなり高級でしたが、その分たっぷり満喫させていただきました!

星野リゾート界 遠州の魅力
  • 全33室浜名湖ビュー!
    茶処カウンターがあり、浜松の伝統織物「遠州綿紬」で彩られたお部屋!
  • 「美茶楽」のおもてなし・温泉入浴お茶三煎・ティースタンド・お部屋のペアリング茶3セットと、飲みきれないほどの種類があるお茶の数々!
  • 夕食には浜松名物の鰻をはじめとする季節の和会席。朝食には茶葉が敷き詰められた「茶箱朝食」!
  • 男女入れ替え制で2種類の舘山寺温泉が楽しめる!

本記事では、そんな星野リゾート 界 遠州での宿泊の様子をレポートします!
2024年5月滞在時のものです。サービス内容などは変更になる可能性もあり、予めご留意をお願いします。

星野リゾート界遠州
星野リゾート 界 遠州
公式サイトは こちら
宿泊プラン
予約サイト

じゃらん

宿泊プラン

スタンダード◆お部屋の前に広がる浜名湖と、静岡名産のお茶を満喫するご滞在♪

部屋タイプ

遠州つむぎの間 茶処リビング付き客室(35~36㎡/2名定員)

宿泊費

95,700円(47,850円/人)

舘山寺温泉とは
静岡県浜松市中央区舘山寺町
Wikipediaより引用

静岡県浜松市、浜名湖の北東にある温泉ならびに温泉街。温泉は日本有数の塩分濃度の高い塩化物泉で、保温・保湿効果に優れているそう。

旅館は20軒ほど。名前の由来とあった舘山寺の他、浜名湖パルパルやフラワーパーク、浜松市動物園など、複数の観光地もある。

アクセスは浜松駅よりバスで約40分。車の場合は、東名高速で舘山寺スマートICを降りて5〜10分ほど。

目次

ホテル到着〜チェックイン

浜松駅から遠鉄バス(舘山寺温泉行)で約40分、浜名湖ベイストリートで降りて徒歩約30秒ほど。星野リゾート界 遠州に到着しました!

エントランスはホテル裏に回ったところに。エントランスに向かって歩いていると、どこかで見ていたのかスタッフの方が走ってお出迎えしてくれました。ホテル周辺にはバス以外の公共交通機関はなく、またホテル専用のシャトルバスもないため、そもそも車で来られる方が多いようですね。

ちなみに舘山寺温泉方面に1~2分ほど歩けばセブンイレブンがあります。

エントランスは3Fで、フロントも同じ3Fに。
写真ではちょっと暗めの内装ですが、高級旅館らしい雰囲気にお茶の香りが合わさって落ち着いた空間です。

フロントにはチェックイン・チェックアウト待ちの方が寛げるように置かれた椅子とソファがいくつか。フロント横にはちょっとしたお土産物コーナーがあります。

さらに同じフロアには、「トラベルライブラリー」と呼ばれる空間があります。旅にまつわる本やお茶・コーヒーが用意されており、「美茶楽」という無料の体験イベントも行われます。とりあえずお部屋へ向かってから、後でお邪魔しようと思います!

部屋(茶処リビング付和洋室)

今回宿泊した『茶処リビング付和洋室(定員2名)』です。部屋の玄関部分には、ホテルエントランスにもあったお茶の香りが出る装置が置かれています。

ベッドとリビングスペースに、茶処カウンターを設えたお部屋です。茶処カウンターはこちらのホテルならでは!部屋の大きさは35~36㎡あって、二人で過ごすには十分な広さです。

窓からは浜名湖はもちろん、浜名湖パルパルやかんざんじロープウェイが望めます。公式サイトによると、すべてのお部屋が浜名湖に面しているそう。

洗面所・シャワールーム・トイレはこんな感じ。手入れが行き届いていて清潔感があります。お風呂はバスタブはなくシャワーのみです。(別のお部屋を予約すれば、露天風呂や内風呂があるようです。)

ソープ類・アメニティ類はこんな感じ。お茶を意識したデザインで、いい香りがします。

冷蔵庫には、ビール(ハートランド)・糀・三ヶ日みかんジュース。今回の滞在ではお茶ばかり飲んでいたので利用しませんでしたが、いずれも300~500円程度とお手頃プライスです。

お風呂上りなどに飲めば気持ちよかったかも!

金庫と鏡の入った戸棚には、星野リゾートを纏めた本が。なんと持ち帰り自由とのこと!

中身はこんな感じ。写真付きでセンス良く纏められていて、他のホテルにも行ってみたくなりますね!

茶所カウンター

他のホテルと一風変わったサービスの一つが茶所カウンター。茶葉と急須、お茶請けのペアリングが3つもあり、リラックス時の「くつろぎ煎茶」/お休み前の「おやすみ煎茶」/起床後の「おめざめ煎茶」が楽しめます。

こちらの急須や砂時計を使ってお茶を淹れます。淹れ方のマニュアルが置かれていますが、チェックイン後に開催されるご当地楽「美茶楽」にて直に教えてもらえるので、そちらに参加してから楽しむのが良さそうです。

くつろぎ煎茶
おやすみ煎茶
おめざめ煎茶

それぞれのお茶で異なった香り・甘み・旨み・苦みを楽しめました。それぞれにちょっとしたお茶菓子がセットになっているのも嬉しいですね。

トラベルライブラリー

お部屋に着いてすぐ、再びフロントのある3F「トラベルライブラリー」やってきました!

お部屋の景観と同じく、浜名湖を見渡せるゆったりしたラウンジになっています。

ライブラリー入口付近にはティースタンド。お茶は天竜茶&玉の葵という2種。
下からコップを押し当てると、一定量の水出し茶が出てきます。

奥には缶に入ったお茶っ葉がズラリ。UNIMUG(ユニマグ)というちょっと変わったマグでお茶を入れてラウンジで味わったり、お茶缶に入れてお部屋で飲むこともできます。

全種類試したいところでしたが、ここ以外でもお茶を飲む機会が多すぎて、こちらでは翌日の出発前に1杯いただいただけで終わりました。。。

美茶楽(びちゃらく)のおもてなし

チェックインしてすぐトラベルライブラリーにやってきたのは、当ホテルの「ご当地楽」に参加するため。ライブラリー奥、カウンターのあるエリアで、15:00〜17:00の間に計4回開催されます。

ご当地楽とは、地域特有の魅力(伝統工芸、芸能、食など)を満喫できるおもてなしのこと。全国に散らばる星野リゾート「界」で提供されています。

5月に訪れた「界 遠州」で行われたのは、新茶利き茶体験
最初に、用意してあるセットを使ってお茶の淹れ方を教わりました。

上手く淹れられたかわかりませんが、ちゃんとお茶の香りがして美味しかったと思います!

ちょっと色が薄いような・・・と写真を整理していて思いました。汗

続いて新茶の利き酒!茶葉の見た目が全然違いますが、実は全て同じ種類で収穫時期が違うのだそう。味もそれぞれ特徴があって、同じ種類とは思えないほど。

最後にちょっとしたお菓子をいただいて、イベント終了です。約15分ほど、無料で体験できて面白い体験でした!

温泉(湖都の湯)

利き茶を楽しんだ後、1Fにある温泉にやってきました。

中庭の茶畑を横目に外の通路を進むと、2つの温泉があります。
男女入れ替え制で、宿泊当日は男湯→湖都(こと)の湯、女湯→華の湯となっていました。

やはりこちらにもお茶が!それも3種類!
入浴前→入浴の合間→入浴後と、それぞれシーン別にお茶を楽しめるようになっています。

湖都の湯は露天が広く、風情のあるお庭が目に入ってきます。泉質は塩分濃度高めで、保温・保湿に優れているそう。ホテルは満室のようでしたが、部屋数が絞られているためかどの時間帯でもさほど混雑しておらず、まったり過ごせました。

お風呂上り、夕方頃の中庭(つむぎ茶畑)風景。茶畑中央や、湯上り処前テラスでお茶を飲みながらノンビリ。

湯上がり処(温泉いろは)

湯上がり処

温泉に向かう途中には湯上がり処があり、みかんの酢や生姜湯、アイスキャンディーを楽しみながら寛げるエリアになっています。

お茶ではない様々なドリンクやアイスキャンディーが置いてあります。アイスキャンディーを見るとドーミーインを思い出しますね。生姜湯は就寝前に飲むのがお薦めだそうです。

またこちらでは、16:35から「温泉いろは」というイベント(無料)も開催されます。舘山寺温泉の歴史や泉質、入浴方法などを説明してくれました。15~17時頃までは先ほどの「美茶楽」もあり、がっつり満喫しようとすると慌ただしいです。笑

「温泉いろは」参加すると、記念に「お湯印帳」がもらえます。全国各地の星野リゾートの温泉について書かれており、スタンプとともにメモを残しておくことができます。

夕食(季節の会席)

温泉の後はお楽しみの夕食です。場所は4F食事処、時間は17:30~ または 19:30~のどちらかを選べ、事前に公式サイトから予約できます。今回は17:30~にしましたが、それまでのイベントが盛りだくさんでしたので、遅い時間でも良かったかも。

浜名湖が望める窓際のお席に案内されました。食事内容は一番スタンダードな「季節の会席」です。(グレードアップすれば「ふぐうな会席」も。)

先付けから鰻が登場!煮物椀にはそら豆のかき揚げに桜の花が添えられており、春らしさを感じさせます。

インスタ映えしそうな宝楽盛り!
上段にはお造りの盛り合わせ、下段には小鉢や一、二口サイズほどのお料理が置かれていました。

途中で静岡の地酒をオーダー。
お酒が苦手な人は「ペアリングティー」という料理に合わせたお茶も用意されています。

揚げ物とメインの焼き物。浜名湖といえばやはり鰻!牛肉と合わせて贅沢にいただきました!

ご飯メニュー最後は土鍋ごはんとお味噌汁に香の物。土鍋のおかげか、お米がツヤツヤしていて美味しかったです!

最後のデザート・緑茶あんみつ。さっぱりしたフルーツの味わい。

ごちそうさまでした!


食事の席から見えた舘山寺。ちょうどマジックアワーの時間帯で、夜に向かって移り行く空模様を眺めながら食事できました。17:30スタートの夕食の醍醐味です。

夜の過ごし方(おちゃけ&温泉)

21:00、再び3Fのトラベルライブラリーにやってきました。目的は「おちゃけ」という振る舞い酒をいただくため!(ノンアルコールもありました。)

お茶とお酒を掛け合わせた「おちゃけ」と呼ばれるカクテル!ホテルの雰囲気とマッチして、よりリッチな気分に。

おちゃけをいただいた後は、そのまま2回目のお風呂へ。
夜の雰囲気はより幻想的!何より他のお客さんがほとんどおらず、温泉も茶畑も湯上がり処も独り占めできたのが嬉しかった!

外のテラスにはソファ席も。冬は寒いかもしれませんが、5月は外で過ごすには丁度良い気候でした。生姜湯とアイスキャンディーをいただきながらまったり。

朝に弱いので参加しませんでしたが、毎朝7時から「浜名湖茶摘み体操」が行われています。茶畑前での体操やストレッチは、健康的で気持ちよさそう!

ご当地朝食

翌朝8:30、夕食と同じ4F食事処にて朝食です。

またまた浜名湖ビューの席!ただこの日の天気は少し悪め。

まずはご当地ジュースとして、三ヶ日みかんのジュースをいただきます!

こちらがご当地朝食!「界 遠州」が印字された「茶箱」が目を惹きます。

こちらの「茶箱」は、実際に茶葉の保管用として使われた木箱だそう。そこに焼き魚・しらすおろし・おひたしが詰められており、茶葉の香りを楽しみながら食事できます。

テーブルには他に、あさりとあおさが入った「浜名湖汁」のお鍋も。とにかくあさりがたっぷり入っていて、朝の汁物は体に染みます。

量はそれほど多くありませんでしたが、魚介中心の健康的な朝食でした!
ごちそうさまでした!

出発前の温泉(華の湯)&ティータイム

朝食後は再び温泉へ。男湯と女湯が入れ替わっており、今回は「華の湯」へやってきました。

中庭の雰囲気などは昨日の「湖都の湯」の方が好みでしたが、こちらには茶葉の香り漂う桶型の露天風呂があります。茶葉が詰め込まれた丸い籠がいくつか浮かんでいて、茶葉の香りを楽しみつつ入浴できました!

入浴後は再びトラベルライブラリーへ。チェックインしてからイベント・食事・温泉続きで、この時間までこちらで過ごす時間は作れませんでしたが、最後に優雅なティータイムを過ごそうと思います。

ティースタンドのお茶が昨日と変わっており、この日は「煎茶×シナモン」&「紅茶×みかん」に。これまでのお茶とは異なるフレーバーで新鮮!

ラウンジに並んでいる茶葉から一つ選んで、UNIMUGでお茶を淹れてみました。こちらのマグは少し変わった構造をしており、蓋が茶漉しの受け皿になっています。

そして最後は・・・コーヒーで締めました!笑

チェックアウト&総評

さて、チェックアウトの12時が近づいてきました。ビジネスホテルが10〜11時くらいのチェックアウトが多い中、お昼までのんびりステイできるのは有り難いですね。

チェックアウトの際、お土産にこちらをいただきました。お部屋のアイテムにも使われていた、浜松の伝統織物「遠州綿紬」のオシャレで肌触りの良いハンカチです!

今回初めての星野リゾート(界)、想像以上にイベントが多くてあっという間のステイでした。とにかくお茶を推しが凄い!ありとあらゆるところにバラエティに富んだお茶が置いてあって飽きさせない!こんなサービスがあるのは、おそらくここだけでしょう。

一点、食事に関しては普通かなという感じで、悪くはないものの驚きは少ないかなというのが正直な感想です。高級ホテルにあるようなレストランやバーなどもないため、人によっては物足りないかもしれません。

とはいえ、車椅子の方に配慮された設備があったり、ペットOKなお部屋があったり、子ども用メニューやファミリー向けのお部屋があったりと、多種多様な方に配慮されたホテルだと感じました。さすがですね。

また是非、他の星野リゾートホテルにも泊まってみたいと思います!

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