愛知県豊橋市・二川駅北口から徒歩約15分、東海道五十三次の33番目の宿場町として知られる『二川宿』に行ってきました!
滞在時間は食事含めて約3時間ほど。
本記事では、その伝統的な街並みや、筆者が訪れた観光&グルメスポットを写真いっぱいでレポートします!
モデルコースの一つとして、参考になればと思います!
本記事は2023年12月訪問時のものです。
サービス内容や時間などは変更になる可能性もあり、予めご留意をお願いします。
メイン観光スポットである二川宿本陣資料館は、施設リニューアルのため令和6年1月9日(火)~11月2日(土)まで休館しています。休館中は資料館、本陣、旅籠屋「清明屋」すべて見学できませんので、訪問の際は注意してください!(詳細は 公式サイト にて)
東海道33番目の宿場町が「二川宿」。
徳川家康が宿場を設置した当初(1601年)は、二川村と大岩村という2つの村で1宿分の役割を果たしていました。1644年、両村は現在の場所に移動し、一つの宿場町になりました。
二川宿は比較的小規模な宿場町で、1843年時点で人口で42番目(1,468人)、家数で41番目(328軒)、旅籠屋数では36番目(38軒)だったそうです。(加宿大岩を含む)
二川宿へのアクセス
二川駅北口(のんほいパークの反対)から東へ徒歩約15分。
少し歩きますが、二川駅は豊橋駅から1駅(約5分)なのでアクセスは良く、豊橋市内観光とも相性◎
何より、豊橋で一番?の観光スポット・のんほいパークの近くでもあるので、合わせての訪問もオススメです!
もちろん車でも来られます。(豊橋駅から約25分。)
メインの観光スポット・二川宿本陣資料館には、車100台止められる無料の大駐車場もあります。
北口を出るとすぐ、二川宿に関する案内板を見つけられます。
二川宿は駅前の信号を右折してひたすら真っすぐなので、迷うことはないはず。
駅前からすぐの通りは、普通の田舎の住宅街という感じ。全く宿っぽくないですが、頑張って歩きましょう。
進むに連れて道が細くなるので、特に車でお越しの際は注意。
二川宿の街並み
10分ほど進むと、だんだん「宿」らしい昔ながらの建物を見ることができます。
二川宿は比較的小規模な宿場町だったこともあり、三重県亀山市にある関宿や長野県塩尻市にある奈良井宿に比べると、かなりこじんまりとした印象です。
二川宿本陣資料館を中心に、独特の趣がある公園や路地なども。
宿の雰囲気にしっくりくる和菓子・洋菓子屋さんで、本陣資料館の手前で見つけることができます。
食べ歩きやちょっとした休憩にぴったりですね。
- 中原屋
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創業100年を超える和菓子中心のお店。
季節に応じたお菓子を販売しており、特に「笹麩もち」や「生チョコもち」が好評です。公式サイト:http://nakaharaya.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/wagashi_nakaharaya/ - かわいや
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創業70年の和洋菓子店。
夏期限定ですが、昔ながらの「かき氷」がお薦めです。公式Instagram:https://www.instagram.com/kawaiya_ftgw/
二川宿の観光スポット
今回は、メイン通りの東海道沿いにある観光地を3つ訪問しました!
大岩神明宮(おおいわしんめいぐう)
厳密には東海道沿いではないのですが、ちょうど二川宿に差し掛かる交差点の左手(北側)に見える神社です。
まず境内の入口にある、神明鳥居が目を引きます。
中は綺麗に整備されており、宿に行く前にフラッとお参りしたくなる立派な拝殿でした。
二川宿本陣資料館(令和6年1月9日~11月2日まで休館中!)
メ二川宿本陣資料館は、施設リニューアルのため令和6年1月9日(火)~11月2日(土)まで休館しています。休館中は資料館、本陣、旅籠屋「清明屋」すべて見学できませんので、訪問の際は注意してください!(詳細は 公式サイト にて)
二川宿のメイン観光地。
各種資料に加え、ジオラマやちょっとした遊び場、企画展(時期による)まである資料館、庶民の宿として使われた旅籠屋「清明屋」、大名や公家など貴人の宿として使われた二川宿本陣の3つから成り立っており、必ず訪れるべきスポットです。
二川宿に車で来る際、街中は狭くて少し不安になりますが、資料館の駐車場は広々としています。線路を挟んで反対側には大駐車場も。また、駐車場代は無料です。
車で来られる際はここを目的地にするのがオススメです。
入口を進むと受付があり、ここでチケットや資料を受け取ります。
一般・大学生は400円。
小・中・高は100円。(未就学児は無料)
とってもお手頃な価格で、3つの施設をすべて見学できます。
資料館
見学の順路は本陣または資料館から。
今回、まずは奥の資料館から見て回ることにします。
中は2階建ての構造になっており、「東海道」「二川宿」「本陣」の3つのコーナーに加え、体験コーナーや企画展示室もあります。面積的にはそれほど広くないですが、資料やジオラマ付き音声解説などがたくさんあって、サクッと見るだけでも30分、ゆっくり見て回ったり、体験コーナーも楽しんだりすると2時間以上はかかりそうです。
字を追う資料だけではなく、視覚的に楽しめる資料もたくさんあります。
体験コーナーでは、当時の様子を学びつつ遊べるゲームや、浮世絵版画刷り体験などがあります。
浮世絵版画刷りを体験してみました。
刷るときにズレてしまい、上手にできませんでした。(涙
【庶民の宿】旅籠屋 清明屋(はたごや せいめいや)
企画展示室側の通路から資料館を抜けると、旅籠屋「清明屋」の裏手に出て中を見学できます。
ここは庶民の宿として、江戸時代後期から明治時代まで営まれたそうです。平成14年より改修工事を行い、江戸時代末期の姿に復元されました。
外の庭からウチニワを歩きつつ、主屋・土蔵・裏座敷を見学できます。
【大名の宿】二川宿本陣
清明屋の隣にある大名の宿「二川宿本陣」。
昭和63年より3ヵ年をかけて改修工事を行い、本陣建物が最も整備されていた江戸時代末期の姿を再現したそうです。
広々とたくさんの部屋がある「玄関棟」「書院棟」は中に入って見学できます。
さらに主屋座敷では、抹茶(菓子付)を300円で楽しめます。
今回は、次に訪問する「駒屋」のカフェに寄りたかったので、泣く泣く諦めました。。。
商家「駒屋」
二川宿で訪れるべき2つ目のスポットで、入館は無料。
商家「駒屋」は、二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主などを勤めた田村家の遺構です。江戸時代の一般的な形式を残していることから、平成15年5月に豊橋市指定有形文化財となりました。
現在は、観光地としての他、二川宿の歴史と文化の継承発展の場、地域の交流や活動の場としても活用されています。
こちらの奥には蔵カフェ「こまや」があり、ランチやカフェとして利用できます。
二川宿は食事する場所があまり多くないので、ランチ時はぜひこちらへ。
入ってすぐ、主屋や茶室を見学できます。
豊橋筆・帆前掛け・刺子グッズなど、豊橋を代表する名産品が購入できる「ふたこまや」。
二川宿でお土産を買うならここ一択!
二川宿のグルメスポット
今回の訪問で立ち寄ったカフェと焼肉屋さん、2件をご紹介します!
蔵カフェ「こまや」
商家「駒屋」の一番奥にあるお洒落な蔵カフェ。
カフェ利用としてはもちろん、お昼にはお値打ちなランチも楽しめます。
カフェ前には広場があり、テラス席も。
訪問時は12月で寒いですが、暖かい時期は気持ちよさそう〜。
カフェ店内の様子。
蔵を改装したためか、天井が高くて開放的です。
カフェメニューとランチメニュー。地元の食材にこだわった内容です。
美味しそうなスイーツに混じってグラスビールもあるのがポイント!
寒かったのでオススメのぜんざいを。たっぷりの小豆に、いい感じで焦げ目のついたお餅が一つ。見た目ほど甘ったるくなく、ペロッと食べられちゃいました。
蔵カフェ「こまや」
- 住所
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〒441-3155 愛知県豊橋市二川町新橋町
- 公式サイト
- 公式Instagram
焼肉・隆慶
こちらは夜にお邪魔した焼肉屋さん「隆慶」。
場所は二川宿・・・ではなく、二川駅西側方面へ少し歩いた先で、帰りに寄るのにベストな場所です。
良心的な価格帯のお肉が中心です。
今回は、まずこちらのおすすめメニューを頂きました!
オススメ3種にホタテの貝柱。つぼ漬けカルビはボリューム満点!
ホタテの貝柱も食べごたえがあって美味しい!
追加でホルモンやロースなどもオーダーし、2人で9,000円ほど。(アルコール込)
個人的に、アルコール込の焼肉店で5,000円/人を下回るのはかなりリーズナブル!
二川駅周辺に飲食店は少ないので、近くでがっつり食べたいという方には特にオススメです!
焼肉・隆慶
- 住所
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〒441-3144 愛知県豊橋市大岩町南元屋敷57−5
- 公式サイト
以上、二川宿観光をレポートしました!
今回はメインとなる有名観光地を中心に訪問しましたが、他にも複数の神社や岩屋観音像といったスポットがあります。ぜひ半日程度の余裕をもって、一度訪問してみてください!
二川宿本陣資料館は、令和6年1月9日(火)~11月2日(土)まで閉館中のため、遠方の方はそれ以降の訪問をお薦めいたします。